みなさん、はじめまして。くろと言います。
精神保健福祉士。
40代、10歳と8歳の男の子がいるワーキングマザーです。
実は…私はコミュ障で、人間関係がとても苦手。
中学時代は、正直思い出したくもない“暗黒時代”でした。
それでも、精神科病院でケースワーカーとして10年間勤務し、
就労支援や児童分野にも関わってきました。
多様なケースと向き合い、「一人ひとりに寄り添うこと」を大切にしてきました。
病院の仕事はやりがいもありましたが、
「地域で暮らす人たちをもっと支えたい」——そう思い転職を決意。
しかしその先にあったのは、想像を超えるブラックな現場でした。
週1の休み。
有休は理由を細かく説明し、納得されなければ取れない。
タイムカードを切った後に会議が始まる。
備品は自前。鉛筆は短くなってもテープで繋いで使い続ける。
空のティッシュ箱をうっかり捨てると、激怒される。
無視は日常。話しかけても返事が返ってこない——。
毎日がため息の連続で、
やがて私はこう思うようになりました。
「このまま車が飛び込んできたら、楽になれるのかもしれない」と。
そんなとき、偶然出会ったのが、
かつて病院で担当していた患者さん・Oさんでした。
「頑張るのはわかるけど、頑張りすぎちゃダメだよ」
——その言葉に、私はハッとさせられました。
Oさんは、私自身が抱えていた不安を見抜いていたのだと思います。
そして私は心の中で、こうつぶやきました。
「私、このままだときっと後悔する。定年まで働くなんて無理だ。」
それが、人生を変える決断の始まりでした。
「こんなコミュ障で、転職ばかりしている私にできるの?」
正直、そう思っていました。
でも今は、
子どもたちと一緒にご飯を作ったり、
映画を見に行ったり、笑って話せる時間があります。
その第一歩は、大きなことではありませんでした。
私にとってのきっかけは——
“働き方を見直す”こと。たったそれだけだったんです。
人生は一度きり。
よく聞く言葉ですが、今の私はようやくその意味が腑に落ちています。
私は40代からのスロースタート。
何とかなっています。